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about  list  banner  紙の本を出したよ  /thanks:PSYCHO-PASS サイコパス
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戦うひとたち



こういう構図は滅多に描かないんですけど、向いてないなと改めて思いました…。


19話で狡噛さんが玩んでる真っ赤なリンゴ(槙島の本の色と似てるし)がなんだか妙に気になって、ほんの少し調べてみたのですが、
一般的に、<『旧約聖書』のエデンの園における「命の木と、善悪を知る木の実」(禁断の実)>を象徴していると言われてるようです。りんご。
なんて…あからさまなんだ…むしろ潔いですね!
他に、<不和や争いの象徴>というのもあるようですが、
槙島の言動や主題歌の歌詞を考えると、どうも「神」というワードがチラつくので、
やっぱり、ここでは『旧約聖書』の方じゃないかな…。
まあ、全部の意味が込められているようにも思えますけども。

毎度思うのですが、サイコパスのテーマというか、メッセージというか、伝わってくるものの量が膨大ですね。視聴後は毎度溜息が漏れます。

ではでは追記から19話についてです〜関東では本日が20話放送日ですね。

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18話に引き続き嵐の前の静けさ的な雰囲気がありました。
雑賀先生がにちゃん的なの使ってましたが、
ああいうのを活用するのが知識人ばかりになっているのを見て、
ネットが使われ出した初期の頃はこうだったんだろうなと思いました。
ちょっとゾクっとした…。不意にそういうところ突いて来るんだから侮れない。




▼宜野座について
潜在犯認定される可能性を告げられるぎの…彼の犯罪係数がいよいよ危ないです。

主治医との会話シーンは、仕事以外での宜野座の人当たりの良さが垣間見える貴重なものだと思います。
物腰の柔らかい男の人、という感じ。
刑事の道に進まなければ、あの冷ややかな人格は育たなかっただろうなあ…。
朱ちゃん程ではないにしろ、宜野座さんも進路選択の時に複数候補が挙っていたことだろうと思いますが、
監視官を選んだのは父親の影響ですよね…そして、その羨望や愛憎なんかが折り混ざったコンプレックスのひとつひとつを、宜野座はちゃんと自覚しているんだろうな…。

「相棒」が「相棒ではなくなった」とか「置き去り」とか、宜野座は狡噛さんや征陸さんのことが本当に好きなんだなあと思いました。
そして、友人がいないんだろうなあ。
潜在犯の家族として幼い頃から奇異な目で見られていたのがトラウマになっていて、
なかなか他人に心を開かなくなっているんでしょうかね。
自分からは進んで他人と関わろうとしないので、一見冷たそうな奴だなと敬遠されがちだけど、
あれ、喋ってみたら案外ふつうじゃん~笑うんじゃん~!みたいな子だったんじゃないですか元々は。でも心は開かないぞ、みたいな。

12話過去回で、
宜野座が佐々山に「ああいうのはあいつの方が向いている」って言って弥生ちゃんの勧誘を任せてきたあたりを見ると、
宜野座も狡噛に絆された経験があるんだわ…きっと学生時代に……見たい。

潜在犯と健常者を分け隔てる一線があって、
こちら側(健常者側)で一人きりだった宜野座の唯一の拠り所が狡噛さんだったのかもしれません。
そして、狡噛さんが向こう側に行ってしまって、また一人に。

そんな中、こちら側で出逢ったのが朱ちゃんなんですね。
ところが彼女はこちら側と向こう側を難なく行ったり来たりしているように窺えると。
朱ちゃんを潜在犯堕ちさせたくない一心で(+自己保身も/このへんは母親との約束とかあるとまた泣けますね…)、
本当は否定したくない父親や元相棒の存在をあらゆる場面で否定してきたけれど、
そんな宜野座を朱ちゃんは否定して、くれた、っていう。
逆に言うと、否定したくなかった父親や元相棒の存在を、朱ちゃんは肯定してくれたということで、
このことがどれだけ宜野座を動かしたんだろう…。
さらに、彼女のサイコパスは美しいままであると。

「彼女を見てると希望が湧いてくるんですよ。心の持ちようでどうにかなるって。」とは、
今の宜野座の精神的な拠り所(依存とかではなくて、自分の中の励みのような存在)が朱ちゃんであると言い切ってもいい台詞でした。
けれど、これ、朱ちゃんが免罪体質であると確定しているわけではないですが(したのかな)
朱ちゃんのサイコパスが正常値を保っている真相が特異体質によるものであるとするなら、
「心の持ちようでどうにかなる」と判断して深淵に足を踏み入れる気である宜野座は…なんというか…見ていて酷です……。

「やりすごしてみせますよ」には、危険な香りがそれはそれは色濃いです…
それでも、彼自身がずっとずっと自分の心の在り場所を信じきることが出来たなら、
「やりすごす」ことだって可能なんじゃないかと、思ったりもします。
そういう希望を視聴者に持たせることも出来るなんてね…絶望ばかりじゃないんですよね、毎回このアニメは…伏線の上に憎らしいほどいろんな可能性を残して…!><

13話で宜野座の色相が濁り出したのを持ってきたのは、
同じ監視官としてのサイコパスを比較させて、朱ちゃんの異質さを引き立てるためでもあったのだろうなと思っていましたが…それ以上の効果が出ていますよね。
ここまで宜野座の色相云々でストーリーに奥行きが出てくるなんて…うう…ぎのざ…
「男の意地」を貫く狡噛さん、征陸さん、そして宜野座さんもその道を行こうとしています。
征陸さんはやるせないでしょう…
最終回辺りで宜野座さんには「俺は父親に似たらしい」とか苦笑しながら言ってほしいところですね…涙腺崩壊するわ……。

局長の「ああ、そう。」と、「あれはもう駄目だな。」にはヒヤッとしました。
それと同時に、宜野座が駒として使われていたことをはっきりさせた一言でしたね…あれはもう駄目だな…、そして次は朱ちゃんを使おうと判断したわけですね…。
宜野座はシビュラの正体を知らなくて、
朱ちゃんは「すべてを話しましょう」と言われて、
そこのところ扱いに差があるので、やっぱり朱ちゃんは免罪体質だと認定されたということでしょうか…?



▼朱ちゃんについて
とうとうシビュラに目をつけられた朱ちゃん。
朱ちゃんが免罪体質だとしたらシビュラはどうやってそれを突き止めるんだろうと思っていましたが、
局長の前で冷静に狡噛さんを撃った際、目をつけられて、丁寧に観察されるようになって
狡噛さん逃亡後のサイコパスの反応によって気付かれたということでしょうか。
分析室での唐之杜との会話でバレたのかなとも思いましたが、
いたるところでサイマティックスキャン(だっけ)されているのだから、シビュラに注意深く観察されるようになったから、と見る方が自然ですよね…。

シビュラの正体を知らされる(=勧誘される)と、
槙島をスカウトしたときのように断られても強行突破するつもりのはずですが…
システムに絡めとられるということはない、と思いたいです。
なんらかの契約を交わす可能性があるけども…いやだよー!
…あ、でも、シビュラの正体を話すとは限らないのかな…?いや、確定なのか…?そろそろ終わるんだからね…。
駄目だ、この容量では理解出来ない。20話待機です。(いまさら!!

狡噛さんが槙島からシビュラの正体について話を聞くことになるのなら、
狡噛さんは恐ろしく嫌な予感を迎えることになるのでは…。
サイコパスに変動がないことが不安だと、朱ちゃんが狡噛さんに打ち明けていてもいなくても、
鋭い彼のことなので「もしかしたら」と頭をよぎるでしょう…。

朱ちゃんがシビュラに目をつけられるのが、狡噛さん逃亡前だったら、狡噛さんの行動は大きく変わったことだろうなと思います…
それくらいには、狡噛さんの中で、朱ちゃんは大きい存在になっているはずです…
むしろ、「どんどんタフになる」って思えたから、子離れのごとく、もう離れていいと思えたのかもしれないし…。

朱ちゃんは、狡噛さんにしか泣き顔を見せてないなあと改めて思うとグッときます。
今回の唐之杜さんとのシーンでは…顔は背けてたし…、
ゆきちゃんを失って、狡噛さんを失って、誰にも、なにも話してないんだろうなあと…一人で抱え込んで…というか…安定の涙声の上手さったら…はなざわさん…!!
心とサイコパスは関係がないと唐之杜さんの口から聞けるとは思ってませんでした。
唐之杜さんって、免罪体質者の存在を知っていてもおかしくはありませんよね…。
そのへんどうなんでしょうか。
ところで「心」という言葉が数回出て来たな…。

15話での車内意気投合狡朱の時や、今回の「必ず仕掛けてきます。」という台詞を思うと、
朱ちゃんも槙島の思考にかなり寄り添うことが出来ている気がします。

ということは槙島と「似た者同士」かつ、中々深い付き合いをしてきた狡噛さんの思考にも寄り添うことが出来るのでは……
行動を予測して、狡噛さんが雑賀先生を頼るのではと思い当たって、
朱ちゃんは先生の元を訪ねたりとか、あってもおかしくないような…
うーん、わからない…けど、雑賀先生はもう一度くらい出ていいじゃない(←すっかりお気に入り

雑賀先生と言えば、講義を受けた帰りの、狡噛さんに対する朱ちゃんの言葉。
法律が変わるかもしれないとか、それでも必ず帰って来るとか、
あの確信めいた台詞の数々を思うと、朱ちゃんがシビュラに対してなんらかのことを仕掛けるのはありそうです。



▼狡噛さんと槙島くんと朱ちゃん
ずっと気になっていた1話槙狡プロローグの
「互いを深く理解」という意味深な言い回しにまつわる話がやっと出てきました。
狡噛と槙島は、転換点を持っているという共通点があるなどなど、
「似た者同士」であることがやっと明確に。
転換点かあ…。

自分の体質を知ることになるだろう朱ちゃんも、
同じ境遇という意味で、槙島の孤独を理解する一人にならないのかなあとも思ったりするのですが、
大切な人を失いはしても仲間と家族がいる朱ちゃんは決して孤独ではないんですよね。

それなら「同じ境遇」という言い回しは出来なくて、
朱ちゃんと槙島は「同じ体質でも境遇が違う」ということになるのか…。
狡噛さんと槙島はその逆で、「違う体質でも同じ境遇」なのかもしれません。
といっても、狡噛さんは槙島によってそんな「境遇」になったわけですけども。

槙島は自身の体質をいつ知ったんだろう。
昔、誰かと犯罪を犯したことがあって、一人だけ健全な数値で助かってしまって裏切り者扱いされたとかですか…?親殺しとかだろうか…どのみち犯罪だな…。
あるいは、目の前で誰かを殺されたのかも。


免罪体質でも、潜在犯堕ちしても、裏切り者と言ってくる人はいるのだろうなと思うと、
両端の存在は陰でも陽でも紙一重ですね…。
方やシビュラに取り込まれ、方や牢に放り込まれ、どのみち人じゃなくなるのか…
シビュラのもたらす「平等」はあまりにも潔癖すぎます…。




長い……。

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