▼なまえのはなし
◆慎也→しんや→深夜:夜更け≠正子:午前0時・起点の意
◆朱→あかね→明く:夜明け・朝焼け(=空が赤く見える)
◆聖護→しょうご→正午:昼の12時・白昼
朱という字からも連想される「赤」の原義は「明(あか)」から来ていて、
対となる字は「くろ(暗)」とも言われるようです。
また、「正午」を別の言い方にすると「白昼」とも言えますが、この「白」。
太陽光線のすべてを反射させて見える色が白ということで、真昼の意味に使われるのでしょうけど、
「白」の対義語もこれまた「黒」です。
それから、「白」には「潔白」の意味も。
「くろ」というのは言わずもがな「しんや」である狡噛さん、延いては潜在犯のことかもでしょうか…白が潔白なら黒は罪人…
【あか・明 ⇔ 暗・くろ・黒 ⇔ 白・しろ】
と書いてみると、こうがみさんって主人公だなあってしみじみしますね…
そうなるとキャラデザも完璧じゃないですか…
赤毛(茶)ヒロイン、黒髪主人公、白髪の謎の男。
エンドロールで頭に並ぶこの3人は、色々と踏まえて名前をつけられているとしか思えないのですが、
随分とコテコテな「こうがみ」という姓はよくわからないです…気になります…。
初めて見たときなんつー漢字だってげんなりしちゃったもんなあ(苦笑)
一発目には「向上」って変換されちゃうんですが、あんまり関係なさそう。
闇の底から上を向く姿ならば狡噛さんのイメージぴったりですけども。
しかしこの字だとこうがみというよりこうじょう…仏教用語だと悟りとかですね。コトバンクいわく「絶対平等の境地」だそうです。ひええ。
位置的に佐々山もなにかしら含んでいておかしくないと思うのだけど、
光留ってのは高羽さんが後々付けたものということなので、深い意味はないんだろうな〜。
でも、この「光を留める」って、とても美しい名前ですよね。
思わず光留くん呼びになっちゃいます。呼びたくなる。
対義を元に位置付けるとしたら、「夜(狡噛)⇔昼(槙島)」に対して「朝(朱)⇔夕(光留)」でしょうか。
黄昏だの晩霞だのと表現する「夕」は、朧げな印象があります。みつるくん死者なのでね…。
(死者と言えば「星」も有りですね。光には星という意味もあるようです。時間とか。脱線)
朝焼けも夕焼けも、赤いなあ。そう考えると光留くんも赤髪だなあ。
まあ、佐々山は天野さんの原案でないので、やっぱり、含むものはないんでしょうけど。